(09) 食用としてのヘンプシード(と、ヘンプへの視線)

先月報道されたニュースで、オーストラリアで食用としてのヘンプシード(ヘンプの実)が合法になるというのがありました。

日本やアメリカを含めて多くの先進国で食用のヘンプシードは昔から合法であったのに対して、オーストラリアは法律の改正が遅れていました。

地道に活動をしていた人たちの努力が実ったということでしょうね。
ただ実際に各州で法律が変わるまでには数か月かかるようです。

今までもシドニーのオーガニックショップなどに行くと、オーストラリア産やカナダ産のヘンプシードは置いてありました。どこからどう見ても食用のパッケージなのですが、『食べてもOKな程の品質のヘンプシードです』というような、まどろっこしい表現で売られていました。

これからは堂々と健康フードとして売られるということですね。

ちなみにヘンプシード(実)を採るためのヘンプと、繊維を採るためのヘンプは少し違うようで、実のためのヘンプは比較的寒い、タスマニアやカナダが向いているそうです。

 

服になる繊維はもとより、「実」は食料として栄養満点、その搾った油は肌に良い事たくさん。

ヘンプってもしかしたら、人にとって一番広い用途を持つ植物かも知れませんね。

 

特に日本ではその実利的な用途だけでなく、邪気を祓う神聖なものとして神道の行事で大事な役割を持った植物であることは、良く知られています。

古代の日本、現在の日本、現在の世界、ヘンプを見る目や評価はどんどん変わっています。

今の日本ではヘンプ(大麻)の良い面が見直される一方で、ネガティブなニュースの印象も強くて、なかなか「まっすぐに」見られていないように思います。

ヘンプが世界のあらゆる問題を解決できるスーパー植物だとは思いませんが、何か大事なカギを握っているような気がする、今日この頃です。

10年後、ヘンプは世界でどのように見られているでしょうか。

 

2017年05月22日