(03) みつろうについて

こんにちは。OZ Nature Giftのゆうきです。
今回は「蜜蝋(みつろう)」のお話です。

蜜蝋は、ミツバチが作る、ミツバチの巣の材料です。
集めた花の蜜やミツバチの分泌物から、ミツバチが作り出して、ハチの巣を作っていきます。
そう、あの六角形が整然と並んだハチの巣は、蜜蝋から出来ています。

一匹のミツバチが一生かかって集めるハチミツは、たったのスプーン一杯と言われます。そして蜜蝋が作られる量は、ハチミツよりもさらにずっと少ないそうです。

ミツバチ達がせっせと働いて、巣の中にハチミツがタップリ溜まり、さらなる蜜蝋でフタがされた頃、巣をありがた~く頂いて、養蜂家の方がハチミツを絞って取り出します。

その搾りかすを加熱してろ過したものが、いわゆる蜜蝋として、様々な用途に使われます。

天然成分そのままで、保湿効果も高いということで、リップクリームや化粧品の材料としてよく使われます。

ロウソクの材料としては、ヨーロッパで中世の頃から使われ始めたそうです。

蜜蝋キャンドルの特徴、それは辺りを優しく包む、ほんのり甘い香りではないでしょうか。

ハチミツを思わせる柔らかい香りが漂い、でも決してしつこい匂いではありません。
通常のロウソクのように化学製品を使っていない点も安心ですね。

さらにオーガニック蜜蝋であれば、ミツバチ達が飛び回って蜜を集める山野では、使用される農薬が制限されていたり、より厳しく管理されています。


蜜蝋キャンドルの魅力はそれだけではありません。
ミツバチは自然の中で、そして人間社会にとっても、大変重要な役割を果たしているのです。それは受粉です。

多くの植物が、種子を作るために花粉を飛ばしますが、それを運んで受粉するのは、ミツバチのような虫たちや、風の役割です。
中でもミツバチは、その圧倒的な数と移動能力で、自然界や農業での受粉に、なくてはならない存在です。

広大な畑で、リンゴやキャベツやニンジンの花ひとつひとつを、人の手で受粉していくことは、到底不可能でしょう。これらの作物は受粉しないと収穫できないのです。

また、私たちが直接食べる農作物だけではなく、牛や豚の餌となる作物で、ハチの受粉に頼っているものも多くあります。

そのミツバチが今、世界中で減っていると言います。原因は様々に指摘されていますが、各地で使われる農薬の影響は間違いないようです。



蜜蝋キャンドルを灯す時、働き者のミツバチ達がぶんぶん元気に飛び回っているおかげで、私たちの生活が成り立っているということに、思いを馳せたいものです。

蜜蝋キャンドルを通して養蜂産業が盛んになり、そして願わくばオーガニック養蜂が盛んになって農薬の影響が少なくなり、循環していくことで、より持続的な発展につながることを願っています。

最後にもう一つ。
蜜蝋キャンドルを買う以外に、身近でミツバチを応援することができます。
ベランダや玄関先、お庭で花を植えるのです。
一軒に数株しかなくても、街全体に花があれば、都会のミツバチ達もさぞや仕事がしやすくなるだろうと思います。

 

2017年01月18日